最適設計のためのソリューションセミナー 2012 〜 くるま×ひと×技術=事例から探るくるまの未来のカタチ 〜

開催報告

NVH課題解決と最適化を中心とした自動車業界の事例特集

毎年恒例となりました「最適設計のためのソリューションセミナー」は、おかげさまで今年で10回目を迎えることができました。10周年の記念イベントとして、今回は東京会場、名古屋会場にて自動車業界を中心としたユーザー事例とソリューションを特集いたしました。

今回のサブタイトル「くるま×ひと×技術=事例から探るくるまの未来のカタチ」には、くるまを生み出す"ひと"と"技術"にとって理想的な環境をつくることが重要と考え、それを実現するためにCAEを通じてソリューションをご提案したいという当社の思いを込めました。

今回の講演では、基調講演として、振動制御分野の第一線でご活躍されているお二人をお迎えし、東京会場では、神奈川大学 工学部機械工学科 山崎徹教授、名古屋会場では、岐阜大学 工学部機械システム工学科 松村雄一教授に、最新の研究事例をご紹介いただきました。また、世界的な自動車メーカーであり、Optimusのユーザーでもある、ドイツBMW社 Luc Cremers氏にBMW社でのNVH問題解決のための初期概念設計の最適化事例をご発表いただきました。

さらに、講演終了後には、発表者やご参加の皆様で事例の内容やソリューションについて情報・意見交換ができる懇親会を行いました。









日程・お申し込み

参加ご希望の日程をクリックしてください。申し込みフォームが表示されます。

※参加お申し込みの受付は終了しました。


お申し込みに関する注意事項
下記の場合には、セミナーご参加をお断りさせて頂く場合がございます。
該当のお客様には、セミナー開催日の1週間前までに別途メールでご案内をさせて頂きます。
ご理解の程お願い致します。
定員数に達した場合
最小催行人数に達しない場合
ベンダー様、競合企業様
個人でお申し込みのお客様

開催概要

東京 名古屋
日程 2012年12月5日(水) 2012年12月7日(金)
会場 UDX ギャラリーネクスト NEXT-1
(秋葉原) [MAP]
ミッドランドホール 会議室B
(名古屋駅前) [MAP]
時間 10:00〜15:25 講演  15:25〜16:40 懇親会  (9:30受付開始)
※昼食をご用意いたします。
※講演終了後に、開発元・講演者を交えた懇親会を予定しています。
定員 70名 30名
主催 サイバネットシステム株式会社
対象 ・自動車関連の研究開発に従事されている方
・最適化を業務で取り組んでいる、もしくはこれから取り組まれる方。
・CAEを用いた設計プロセスの効率化を図りたい方。
※最適化の知識が無い方でもご参加いただけます。
※ハードウェア/ソフトウェアベンダー様は、参加をお断りする場合がございます。予めご了承ください。
参加費 無料

セミナー資料ダウンロードお申し込み

※ダウンロード用資料は、ご講演資料からの抜粋版の場合もございます。(講演者のご意向により削除したページがございます。)

タイムテーブル

東京 名古屋
9:30-10:00 受付
10:00-10:05 開会の挨拶
10:05-11:05 基調講演
振動音響エネルギー伝搬に着目した
最適設計

神奈川大学 工学部機械工学科 教授
株式会社 先端技術開発研究所 代表取締役
山崎 徹 様

基調講演
波動的観点からの次世代車体構造の最適化

岐阜大学 工学部
機械システム工学科 教授
松村 雄一 様

11:05-11:35 事例紹介
Optimus-Icepak連携によるエンジンコントロールユニットの最適設計事例の紹介

サイバネットシステム株式会社
マルチドメインソリューション事業部 PIDO部
石黒 義正

11:35-12:35 昼食
12:35-13:25 海外からのユーザー事例
Full vehicle early-phase concept optimization for premium NVH comfort at BMW
(最高品質のNVH性能を実現するBMWのフルビークル初期概念設計の最適化)

BMW Group
Dr. Luc Cremers
PH.D.
Total Vehicle Architecture and Integration
Structural Dynamics and Vibrations

※本講演は英語で行われます。
13:25-13:55 事例紹介
最適化の計算コストを低減するOptimusの注目技術

サイバネットシステム株式会社
マルチドメインソリューション事業部 PIDO部
半澤 昭光

13:55-14:10 休憩
14:10-14:40 Noesis Solutions社 講演
Engine component and vehicle optimization through Ricardo WAVE/Optimus coupling
(Ricardo Waveの最新最適化事例の紹介)

Noesis Solutions NV
Mr. Bram Van Der Heggen
Application Engineer

※本講演は英語で行われます。
14:40-15:10 パートナー講演
OptimusとJMAGを利用した電磁界解析における最適化ソリューション

株式会社JSOL
エンジニアリング本部 電磁場技術部
橋本 洋 様

15:10-15:25 閉会の挨拶
15:25-16:40 懇親会・情報交換会

※講演内容は、予告なく変更される場合があります。予めご了承下さい。
※懇親会・情報交換会は本セミナーにご参加の全員の皆様がご参加いただけます。

講演概要

振動音響エネルギー伝搬に着目した最適設計

神奈川大学 工学部機械工学科 教授
株式会社 先端技術開発研究所 代表取締役
山崎 徹 様

静問題に対し動問題は解析規模が大きく、音まで考えれば解析周波数も高くなるため、振動音響問題の最適化には工夫が必要である。本講演では、振動変位や音圧ではなく、エネルギーとその伝搬に着目することで、比較的簡単に構造物の最適設計指針を得られることを紹介する。

波動的観点からの次世代車体構造の最適化

岐阜大学 工学部
機械システム工学科 教授
松村 雄一 様

概念設計の段階で振動騒音性能を最適化しておくことは重要である。しかしながら、構造と振動騒音特性の関係は、その物理的意味が理解しにくく、設計空間を絞り込みにくい。これに対し、構造が曖昧な段階で、波動変数の最適化によって所望の振動騒音性能を満たす構造案を創造しようとする考え方がある。本講演では、その現状と課題を紹介する。

Optimus-Icepak連携によるエンジンコントロールユニットの最適設計事例の紹介

サイバネットシステム株式会社
マルチドメインソリューション事業部 PIDO部
石黒 義正

自動車のエレクトロニクス化が進み、高性能化、小型化などの要求も高まり、車載ECUが過酷な環境で利用されることも珍しくありません。特に発熱量については高い熱密度を回避するために熱設計ツールでの検討が行なわれています。しかし、厳しい要求を満たすための設計作業は多くの試行錯誤を必要とし、またユニット内では複雑な現象が起こっていると考えられます。このような場合、最適化ツールを活用することで、現象理解の促進や工数削減を実現できます。
本事例では電子機器熱流体解析ツールANSYS Icepakにより、熱設計を行ない、さらに最適設計支援ツールOptimusを連携させたエンジンコントロールユニットの最適設計事例をご紹介します。

Full vehicle early-phase concept optimization for premium NVH comfort at BMW
(最高品質のNVH性能を実現するBMWのフルビークル初期概念設計の最適化)

BMW Group
Dr. Luc Cremers
PH.D.
Total Vehicle Architecture and Integration
Structural Dynamics and Vibrations

Full vehicle concept modeling and optimization in early-concept development phase for acoustic and vibration comfort is a very important task in automotive industry. Throughout the design phases, numerous concept optimization sequences for small car components to global full vehicle modeling and optimization, are run at BMW in search for premium NVH performance.

Car body stiffness plays a very important role herein. A multi-objective optimization process, using beams and shells FE concept models, is used to obtain optimal functional performance of the car body. In this sequence numerous conflicting functional targets and design constraints have to be respected, while minimizing construction space and weight. These optimized car body concept models are subsequently used in full vehicle multi-body simulation processes for evaluating and refining customer relevant functional performance targets.

Different optimization and design exploration processes, using various application cases, are shown, highlighting the role of the Optimus software and optimization technology in general. An outlook at future developments is given as well.

講演概要:
設計初期段階において、騒音・振動を考慮したフルビークルのコンセプトモデリングおよび最適化を実施することは、自動車業界において非常に重要な課題である。BMWでは、全設計工程を通じて、最高品質のNVH性能を実現するために、各コンポーネントからフルビークルに至るモデリングや最適化を実施している。

ここでは、車体の剛性が非常に大きな役割を持つ。車体の最適な性能を得るために、ビームおよびシェルの有限要素コンセプトモデルを用いた多目的最適化をおこなった。多目的最適化プロセスにおいては、複数の競合する出力や制約を考慮しつつ、重量と構造空間の最小化を実施した。これらの最適化された車体コンセプトモデルは、乗員のNVH性能を満足するために、フルビークルマルチボディシミュレーションプロセスに使用される。

本講演では、Optimusや最適化技術に焦点を当てつつ、複数の事例を通じて最適設計アプローチと将来の展望を紹介する。

※本講演は英語で行われます。

最適化の計算コストを低減するOptimusの注目技術

サイバネットシステム株式会社
マルチドメインソリューション事業部 PIDO部
半澤 昭光

最適化において繰り返し計算は必須であり、時にはどれだけ多くの計算を実施できたかが、目的関数の改善量に大きく影響する場合があります。充分な繰り返し計算を確保できれば解ける問題でも、近年の自動車業界の短い開発期間では充分な計算量を確保できないこともしばしば起こりえます。特に振動における動解析や吸排気における流体解析など、1回あたりのシミュレーション時間のかかる問題では顕著となります。
本講演では、このような最適化の課題に対して近年注目されている逐次近似最適化手法や先端の多目的最適化手法など、Optimusに搭載されている様々な注目技術をご紹介致します。

Engine component and vehicle optimization through Ricardo WAVE/Optimus coupling
(Ricardo Waveの最新最適化事例の紹介)

Noesis Solutions NV
Mr. Bram Van Der Heggen
Application Engineer

Automotive engineers worldwide are confronted with competitive and often conflicting demands to deliver complex, high-quality products in ever shorter development cycles. As engine performance can no longer be optimized solely with test-based approaches, numerical simulation methods are widely used to assess and improve the engine design based on virtual prototypes.

This motivates why internal combustion engines are analyzed with advanced engine performance and gas dynamics software to predict and improve their realistic behavior before committing to physical prototyping.

Engine cycle simulation software, such as Ricardo WAVE, usually calculates performance results based on input data provided by design engineers. Of course this type of analysis can be used for validation or prediction purposes only. But when targeting engine design and performance improvements, a tool like Optimus is needed to automatically explore the design space, provide deeper insight, and identify designs that best match the engine specifications and take into account all relevant design constraints.

This presentation introduces several case studies that illustrate how Optimus, combined with Ricardo WAVE, modifies intake/exhaust manifold geometry, valve timing, etc. in order to optimize internal combustion engine performance. To minimize such engine’s environmental impact at the same time, Optimus efficiently helps reduce fuel consumption and noise emission, transforming this task into a challenging multi-disciplinary and multi-objective optimization project.

講演概要:
市場の変化や技術の進歩が著しい近年の自動車開発においては、多くの競合する設計要件を満足する複雑で高品質な製品を今まで以上に短い開発期間で開発しなければならない。エンジン性能の最適化アプローチは、もはや実験だけでは実現できなくなっており、仮想プロトタイプを用いたシミュレーションが広く使用されている。

この状況の中、内燃機関エンジンの開発には、その性能検証や性能向上を行うために、実機による検証試験を行う前にエンジン性能やガス・ダイナミクスのシミュレーションが適用されている。

Ricardo WAVEのようなエンジン性能シミュレーションソフトウェアは、設計者の与えた入力値に基づいて解析し検証や予測の目的のみに利用されるのが一般的であるが、エンジン性能の改善を目的としたい場合、Optimusのような最適設計支援ツールと連携して利用することにより、仕様や制約条件を全て満足しつつ、設計空間の分析や最適解の探索を自動的におこなうことが可能となる。

本講演では、OptimusとRicardo WAVEを連携し、吸排気マニホールドの形状やバルブタイミング等を変更し、内燃機関エンジンの最適化に取り組んだ事例をいくつか紹介する。また、エンジンの環境への影響を最小限に抑えるため、複合領域に跨る多目的最適化により、燃費と騒音を効率良く改善した事例もあわせて紹介する。

※本講演は英語で行われます。

OptimusとJMAGを利用した電磁界解析における最適化ソリューション

株式会社JSOL
エンジニアリング本部 電磁場技術部
橋本 洋 様

JMAGは電気機器設計開発のためのシミュレーションソフトウェアです。機器内部の複雑な物理現象を正確に捉え、高速に分析します。本セミナーではOptimusのJMAGダイレクトインタケースを使ったモータ設計の最適化事例をご紹介します。

セミナー資料ダウンロードお申し込み

※ダウンロード用資料は、ご講演資料からの抜粋版の場合もございます。(講演者のご意向により削除したページがございます。)


セミナー

 


お問い合わせ サイバネットシステム株式会社 システムCAE事業部
TEL: 03-5297-3299 (受付時間 9:00〜12:00、13:00〜17:30 ※土日祝日・弊社特別休業日は除く。)
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