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セミナー・イベント

Maple Academic Conference 2012【数学編】
開催報告

サイバネットシステム(株)では、去る10月15日(月)に『Maple Academic Conference 2012【数学編】』を開催致しました。当日は、大変多くの方々にご来場いただき、良き情報交換の場として大いに盛り上がりました。ご参加頂きました皆様、誠にありがとうございました。

昨今、数式処理の認知度が高まる一方で、実際に授業の教材としてツールを使いこなすには、理解する学生は勿論、教授にとってもまだまだハードルは高いのが現状です。そうした中、理論の説明や学習に適したMapleの活用による成功体験や気づき、使用上の問題点や注意点を参加者と共有することを目的に、実際の研究や授業での事例を通じて、具体的な活用イメージを掴んで頂きました。また、企業の実体験をもとにした視点から今後の数学教育について考察しました。

開催概要

日時 2012年10月15日(月) 13:30〜16:40 (受付 13:15開始)
会場 アキバプラザ 6階 セミナールーム6 (秋葉原駅徒歩3分)
[ 会場地図 ]
主催 サイバネットシステム株式会社
協賛 日本数式処理学会
定員 50名
お申し込み WEB事前登録制
参加費 無料

講演概要

数学が不得意で損をしたエンジニアと迷惑をこうむった企業

神奈川工科大学 自動車システム開発工学科 教授 石濱 正男 氏

講師の日産自動車での研究開発体験を「数学の活用」という視点で振り返る。排気系開発、エンジン開発、実験棟建設、アクティブ騒音制御などの事例。数学の力があれば、より高度で効率的な研究開発をしたはずなのに機会を逸した経験。数学の心得があればソフトウェアとして得られた知識をビジネスに転換できたであろう機会を逸した経験。これらから、数学教育と企業でのマネジメントの問題点と解決の方向を聴衆と一緒に考える。

公開資料はありません。

活用事例: 学習院大学理学部数学科《数学講話1》
プログラミングスキルの向上を考慮した Maple 操作ガイドの開発とその活用

サイバネットシステム株式会社 モデルベース開発推進事業部 加藤 克也

学生がMaple を授業や研究で使いこなすためには基本操作とともにプログラミングスキルの習得もひとつの大きなテーマとなる。本講演では、《数学講話1》で使用されている Maple 操作ガイド『はじめての Maple』の設計コンセプトと併せて実際の講義での活用方法を紹介する。また、《数学講話1》に導入した Maple 自動採点システムやオンライン型テスト環境 Maple T.A. の活用事例も報告する。

活用事例: 学習院大学理学部数学科《数学講話1》プログラミングスキルの向上を考慮した Maple 操作ガイドの開発とその活用 (667KB)

Mapleを活用した数学の授業と教材の紹介

城西大学 理学部数学科 准教授 中村 俊子 氏

城西大学理学部数学科では、10年程前からMapleを用いた演習を伴う専門科目を開講し、数学の教育にMapleを利用している。Mapleを用いて微積分などの計算をしたり、板書が難しいグラフや図形を表示することにより、数学の定義や定理、公式の理解に役立てている。抽象的な数学の内容も可視化すると一目瞭然であることが多く、学生からも楽しく取り組めると好評である。講演では、授業で扱ってきた演習問題や教材から幾つか選び紹介する。

Mapleを活用した数学の授業と教材の紹介(1.1MB)
ワークシート

Maple等の数式処理システムを支える計算機代数アルゴリズム

東京理科大学 理学部 数理情報科学科 教授 佐藤 洋祐 氏

数式処理システムには便利なコマンドが多数用意されている。例えばMapleのsolveは多変数の連立方程式を記号的に解くことができるが、その背後ではグレブナー基底等を求める計算機代数のアルゴリズムが実行されている。本講演では、いくつかの基本的なMapleのコマンドに焦点を絞り、そのからくりについて、他の数式処理システム等とも比較しながら平易な紹介を与える。

Maple等の数式処理システムを支える計算機代数アルゴリズム(25KB)

Mapleを利用した超越方程式の解法について

龍谷大学 理工学部 数理情報学科 教授 四ツ谷 晶二 氏

典型的かつ基本的な方程式でありながら不可能と思われていた微分方程式の解の形状や大域的分岐構造の解明がここ数年著しく進展している。古典的解析の華である楕円関数や完全楕円積分の膨大な計算を必要とし、最終的に完全楕円積分の合成関数からなる連立超越方程式の解の存在・非存在・多重性の問題に帰着する。連立代数方程式の解法はグレブナー基底のおかげでほぼ問題なく解ける。しかしながら、超越方程式の場合は問題ごとの工夫がいる。問題の変数を増やし連立代数方程式の問題に帰着する方法について紹介したい。この方法は必要に迫られて思いついたものであるが、自然で一般的な方法である。Mapleに装備されている、グレブナー基底、スツルム列よる実数解の個数判定、楕円関数・完全楕円積分の自由自在な計算能力、3次元グラフィクスの機能が大活躍する。

Mapleを利用した超越方程式の解法について(600KB)
ワークシート


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