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セミナー・イベント

Maple Academic Conference 2011 開催報告

サイバネットシステム(株)では、去る9月14日(水)に『Maple Academic Conference 2011』を開催致しました。 当日は、大変多くの方々がご来場くださり、活発な質疑応答で大いに盛り上がりました。ご参加頂きました皆様、誠にありがとうございました。

昨今、実際のものづくりの現場(産業界)では、理論を理解し、ソフトウェアを道具として使いこなせる人材が求められています。また高度な研究を続けていく志をもった学生にとっても、基本である理論の理解とそれを使いこなす技量が必要なことは言うまでもありません。

数式処理ソフト「Maple」はツールの使い方習得に時間をかけることなく、視覚的、体感的に理論と基礎を学ぶことができる教育ツールです。「Maple」ツール群を活用し、教育者が教えやすく、学生が楽しく学べる環境構築に成功している先生方より、その実際の教育事例や効果についてご講演を頂きました。

開催概要

日時 2011年9月14日(水) 13:30〜16:50 (受付 13:10開始)
会場 アキバプラザ 6階 セミナールーム6 (秋葉原駅徒歩3分)
[ 会場地図 ]
主催 サイバネットシステム株式会社
定員 50名
お申し込み WEB事前登録制
参加費 無料

講演概要

数学教育でのMapleの利用:実態と問題点

学習院大学 理学部 教授 中島 匠一 氏

近年の計算機パワーの急上昇に伴い、数式処理ソフトは“使える”存在になってきた。その結果、数学の教育(および、研究)にとって数式処理ソフトの活用が非常に有効になってきているが、一方では、学生の理解の妨げになりかねない問題点も生じている。 講演では、講演者周辺でのMapleの利用例を提示し、数式処理ソフト活用の有効性を示したい。また同時に、実践過程で遭遇した「危険な落とし穴」について説明し、真の有効活用の方法について考察したい。

数学教育でのMapleの利用:実態と問題点(197KB)

Maple の授業と研究における利用

東北大学 大学院 理学研究科 数学専攻 教授 雪江 明彦 氏

通常の授業において、Maple などの数式処理ソフトを使うには、時間的制限により1学期に約30分程度に限られる。しかし,そのような短時間であっても、それなりに効果はある。また、微分積分や線形代数のほとんどの計算はMapleでは非常に短時間で出来るので、なぜ手計算で学ばなければならないのか、といった問題意識も持ってもよい。講演では授業における数式処理ソフトの利用のメリットと問題点について解説する。また、私の専門である、不変式論で実際に論文で行ったプログラムと計算例も紹介する。

Maple の授業と研究における利用(139KB)
Mapleワークシート(Zip形式)(1.5MB)

ペアプロは数式処理ソフト修得に効果ありや?

関西学院大学 理工学部 教授 西谷 滋人 氏

数式処理ソフトを学生に教授しようとしても、「使えれば便利だろうけど、ややこしくて修得できそうにない」となる。これを乗り越えるのに、いろいろ試してきたが、ようやくうまくいく方法にたどりついた。それは好きなどうしのペアプロ。交互にキーを叩いて、相方とナビりながらを進めていく。演習中だけでなく、試験も二人で受けさせる。そうするといまどきのワンピース世代の学生さんたちには仲間うちの連帯感が生まれて、技能修得が驚異的に進む。何処が、何処まで効いているかを分析して報告する。

ペアプロは数式処理ソフト修得に効果ありや?(1.1MB)
2011試験問題(Zip形式)(134KB)

1D-CAEに基づくMapleSimを用いた実践的なシステム設計課題の開発

信州大学 工学部 機械システム工学科 教授 千田 有一 氏 / 助教 池田 裕一 氏

近年1D-CAEというシステム設計を効率的に行うための手法が提案されている.この考え方は,製造業の設計現場ではごく自然な形で体得されているものであるが,学術的な枠組みとして提供されていない.そこで,1D-CAEの考え方に基づき,MapleSim※1をベースとした実践的なシステム制御設計課題を開発している.本講演では,開発中の課題の目的と概要,MapleSimに基づく教育用ツールの実際,さらにそれを用いた授業実施の例を紹介する。

※1 Mapleを計算エンジンとする1-D モデリング、シミュレーションツール
1D-CAEに基づくMapleSimを用いた実践的なシステム設計課題の開発(1.1MB)

Waterlooから見た数式処理の可能性

Maplesoft Executive Vice President, Technical Marketing 山口 哲

カナダWaterlooは、数式処理研究において世界的な研究拠点のひとつとして長らく知られている。 近隣のWaterloo大学やWestern Ontario大学をはじめとして、数式処理を積極的に教育・研究に活用している教育機関が多く存在している点も注目に値する。 本講演では、開発元のある現地の視点から現在のトレンドを広く考察し、今後の数式処理の可能性について紹介する。

Waterlooから見た数式処理の可能性(2.2MB)

MapleNetを利用した教材開発とWebアプリケーション開発授業

名古屋大学 大学院 情報科学研究科 准教授 中村 泰之 氏

本講演では、物理数学(微分方程式)の授業のためのMapleとMapleNetを利用した教材開発とその配信、MapleNetを利用したJSPによるWebアプリケーション開発授業について紹介する。物理数学の授業では、微分方程式を解くことができる、解のふるまいを予想できる、といった微分方程式に関する実用的な理解を目指し、それを支援するために、インタラクティブ性を備えたドキュメント一体型教材を開発し、MapleNet を利用して配信してきた。また、情報系の授業では、1コマ90分の授業4コマという短時間で、iPhoneでの利用も視野に入れた、MapleNetを利用したJSPによる数学系Webアプリケーションの開発を,これまでの3年間行ってきた。これらの授業実践についての紹介を行う。

MapleNetを利用した教材開発とWebアプリケーション開発授業(3.7MB)


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