CAEがもの作りの中でどのような役割を担い、どのようなメリットを有しているのか、CAEを利用した設計システムについてご説明します。
CAE技術は製品開発の特定の分野のみにおいて利用することも可能です。しかし実際は、製品開発の要求仕様作成から設計、実験、製造、保守のすべての工程に活用可能であり、各工程において様々な役割を担っています。
CAEが製品開発におけるどのようなケースでその魅力と意義を有しているのか、その必要性をご紹介します。
ケース1:CAEでないと分からない場合(本質的にできない)
ケース2:CAEでないとできない場合(現状、実際上できない)
ケース3: CAEでないと困難な場合
ケース4:莫大な実験コストがかかる場合
ケース5:第三者に理解してもらう場合
CAEが利用される分野は、微細な半導体回路から、航空機やプラントまであらゆる大きさの機械系構造物、さらには通信・制御分野のロジックやアルゴリズムの開発など幅広いのですが、それだけにとどまりません。
構造力学、流体力学、機械力学、熱工学、光学、音響工学、原子力工学、航空・宇宙工学、電子工学、精密工学、バイオ、ケミカル工学、環境工学、生体工学、金融工学など有形/無形を問わずあらゆる工学的問題に対する問題解決策となりうる技術といえます。