遠田 治正 氏とおだ はるまさ

サイバネット主催「CAEユニバーシティ」構造CAEの設計応用講座講師 遠田 治正 氏

構造CAEの
設計応用講座 担当

(2011年から担当)

受講者へのコメント

CAEや3次元CADなどのツールが導入されて、環境が整ってくると、自分たちの設計したものの品質も向上したような気分になってくるものです。

しかし、よ〜く周囲を見渡してみてください。不具合が減少したどころか、逆に増えてきているというような症状はありませんか? 不具合の増加までは行かなくても、ツールの導入後、”工程の後戻り”が頻繁に起きるようになったという声が、あちこちから聞こえてきませんか?
これは、高級なツールに頼りすぎて、本来なすべき”段取り”を怠るようになったことが原因なのです。

段取りを適切に行う人と、これを省略する人とを比べると、最初のうちは後者の方の作業が速く進むように見えます。しかし後者は、やがて段取りの省略のしっぺ返しに遭うようになります。試行錯誤や後戻りを頻繁に繰り返すようになって多大なロスタイムを生み、結果的には前者の方が早くゴールインするのです。

この講座では、3次元CADツールやCAEツールの普及後、忘れられがちな”段取り=設計の本来の進め方”と”簡単な材料力学による強度評価方法”を意識しながら、後戻りをせずに、高品質の設計を実現させるための、適切なツールの使い方を習得していきます。

この講座はツール特有の機能に依存しない内容ですので、受講者の方々のツールが当講座で利用するツールと違っていても、職場に戻られてすぐに応用できることでしょう。

経歴・職歴

1974年 東京大学 工学部 精密機械工学科 卒業
1974年 三菱電機株式会社 入社
大型発電機の構造強度に関する研究に従事
1985年 フランス留学、クリープの研究に従事
1987年 大型天体望遠鏡「すばる」の開発に従事
1990年 社内3D-CAD・CAEの利用普及活動に従事
1994年 三菱電機グループ内機械技術者教育に専従
2008年 技術士(機械部門)取得
2010年 三菱電機を定年退職、TMEC技術士事務所設立
2011年 APECエンジニア、EMF国際エンジニア取得

専門分野(業務内容、研究内容等)

  • 材料力学、破壊力学、弾性論、数値解析、解析力学、有限要素法、機械技術者育成教育、CAEスキル教育、 3次元CADスキル教育、設計論、設計者CAE教育、3次元CAD設計教育、 3次元CADとCAEを適用した設計のフロントローディング(及びコンカレントエンジニアリング、トップダウン設計)

学会(所属学会等)

著書

「強度検討のミスをなくす CAEのための材料力学」(日刊工業新聞社)

※弊社経由の場合、定価の10%off+送料にてご購入いただけます。(講座開催時に手渡しも可能です。弊社経由での購入詳細についてはCAEユニバーシティ事務局までお問い合わせください。)

講師の横顔

本コーナーは メールマガジン「CAEユニバーシティNews」向けにご寄稿いただいた内容です。
講座の時とは異なる、先生の知られざる一面をご紹介しております。

私の自他共に認める取り柄は”声が良く通る”ことです。講演時にマイク使わずに済むことも多く、省エネが叫ばれるこの頃、貴重な特性だと自負しています!
私の声は、長年のコーラスの活動で鍛えてきたものです。小学校5年以来何らかの形でずっとこの世界に関わり続け、歌う喜びを味わってきました。また声を出すことは、日常生活で溜まるストレス発散の良き手段ともなっています。
ただ高校2年の時に学生指揮者になり、以後20年間は自分が歌うよりも、指揮をすることの方が多くなりました。指揮者の立場も楽しいのですが、やはり歌う時間が減ったことは残念なことです。そこで定年退職後、毛色の異なる3つの合唱団に入り、今では歌う側の喜びを再満喫しているところです。
音楽の世界に関わった副産物として絶対音感が身につき、これが仕事に役立ちました。振動音を耳で聴けば振動数をほぼ当てられるのです。で、一時期は振動計代わりにこき使われるハメに…
ところで私の音域ですが、昔のテノールから今は下がってバスです。なぜこうなったか?私は社内外で講演をする機会が多かったのですが、最初の頃はよく「お前の声は高過ぎて聞くに堪えない!」とお叱りを受け、そこで音域を下げる努力をしてきた結果なのです。しかし音質はまだ細いので、残る人生をかけてバスらしくなるように、いっちょ頑張ってみようかあ!