永井 学志 氏ながい がくじ

受講者へのコメント

FEMソフトやCFDソフトを支えている理論を学んでみようとしたものの、行列や微積分でつまづいてしまった経験はないでしょうか? 私自身、大学1年時の教養数学を終えたとき、「もうこれで数学とは永久にオサラバできる」と思ったものです。
それから数年、縁があってCAE分野に進もうとしたとき、見事に行列と数ベクトルの掛算のやり方すら忘れてしまっていました。grad、 rot、 div という記号に至っては習っていないこともあり、右往左往する有様でした。
このような自身の恥ずかしい経験を踏まえ、CAEの理論を理解していくうえで必要となる数学を、できる限りかみ砕くことで直感で納得していただけるような講義にしたいと考えています。ただ、科目の性質上、いくらかは手を動かしていただくことになります。

経歴・職歴

1995年 東京理科大学 工学部 建築学科卒
2000年 東京工業大学大学院 総合理工学研究科 環境物理工学専攻修了 博士(工学)
2000年 米国レンセラー工科大学工学部土木学科 客員研究員
2001年 東京大学生産技術研究所助手
2004年 岐阜大学工学部数理デザイン工学科 講師
2008年 岐阜大学工学部数理デザイン工学科 准教授
2013年 岐阜大学工学部機械工学科 准教授

専門分野

  • 固体材料、特に機能性材料を中心とした計算力学/数値計算法

学会(所属学会等)

講師の横顔

本コーナーは メールマガジン「CAEユニバーシティNews」向けにご寄稿いただいた内容です。
講座の時とは異なる、先生の知られざる一面をご紹介しております。

「四十にして惑わず」とは名ばかりで、日々、右に左に迷っています。最近では「而立」していたのかどうかも怪しくなり、あと十年弱でやってくる「知命」なんてもってのほか。せめて「志学」ぐらいは死守しようと思っているものの、十五の頃から相変わらずグウタラなまま。

ならば気分転換とばかりに、四十にしてクルマの免許をとってみました。「えぇ〜AT限定なのぉ〜?!」との同業者からの声には、「MTなんて過去の遺物!」と悔し紛れで一蹴。ちょうど教習所に通っている頃、工学部3年向けの工学英語授業にて、クルマの衝突動画「Understanding Car Crashes: It's Basic Physics」を学生さんと一緒に観賞していました。そのうち、教習所でも実験してみたくなり、指導員の方にお願いしてみましたが、結果は言わずもがな。

さて、新車を買って一週間目の夜、山道をロービームにて法定速度60km/hで走行中、横からウリボウが猪突猛進。見事に正面衝突。要らぬ殺生ゆえ、ネタとして良いのかどうか、未だに迷っているものの、衝撃の大きさ・フロント鉄板の曲がり具合・エンジニアが設計したクラッシャブルボディーの秀逸さを、図らずも体感しました(飛行機のバードストライクなCAEシミュレーションもア頭をかすめました)。

いずれにせよ、行動半径が少し大きくなったようで、道中クルマを止めてはデジタル一眼カメラで写真を撮ったり、それを夜中に透明水彩絵具でお絵描きしてみたりしています。もっとも酔筆なので、筆を水入れでなく水割り焼酎に時々突っ込んでしまっています…。

趣味

水彩画