松井 和己 氏まつい かずみ

サイバネット主催「CAEユニバーシティ」FEM原理実習講師 松井 和己 氏

FEM実験室 担当
(2008年 I期から担当)

受講者へのコメント

市販のCAEソフトを利用すれば、複雑な形状の機械部品であっても容易に構造解析を行って、容易に変形や応力分布を求めることができ、「きれいで」、「もっともらしい」変形図や応力図が得られるようになりました。

そして、これらの解析結果に対して、次のような素朴な質問に答えられるようになることを目指して実習を企画しました。

  • 自信を持って「正しい」といえるでしょうか?
  • どのような要素,メッシュサイズを用いて,なぜそのようにしたのでしょうか?
  • その応力図は,どの応力を表示したものですか?
  • 解析結果から,なぜ「壊れない」と判断できるのですか?

この実習を通して、FEMを正しく利用し、正しい解析結果を得るために必要な知識を身につけていただきたいと考えています。

経歴・職歴

2003年 東北大学工学研究科土木工学専攻 博士課程修了
2003年 独立行政法人 産業技術総合研究所 計算科学研究部門
2003年 横浜国立大学 大学院環境情報研究院 助手
2006年 横浜国立大学 大学院環境情報研究院 講師
2007年 カタルニア工科大学(CIMNE) 客員研究員
2010年 横浜国立大学 大学院環境情報研究院 准教授

専門分野(業務内容、研究内容等)

  • 非線形有限要素法とマルチスケール解析を中心とした計算力学

学会(所属学会等)

講師の横顔

本コーナーは メールマガジン「CAEユニバーシティNews」向けにご寄稿いただいた内容です。
講座の時とは異なる、先生の知られざる一面をご紹介しております。

最近,クルマを新しくしました.といっても,初年度登録は平成元年7月.20年以上も経過している中古車です.数年前に掘り出し物を購入し,交換できるものを新品にしながら手を加え,やっと陸運局で登録したのです.このモデルは修士1年生の時に購入してから3台目なので,かれこれ16年ほど同じモデルを乗り継いでいます.

4輪駆動のモンスターに憧れたこともありましたが,やはりこのクルマは4ドア,2リッターターボでないとダメなのです.時代遅れと言われる直6エンジンで燃費は悪いし,自動車税は割増ですから,客観的になぜこのクルマなのかを説明できません.でも,このクルマが気持ちいいのです.エンジンもステアリングもすべて...

実は,仕事でも一途な面を持っています.研究室の学生は,外部のセミナーで「横国大の山田・マツイ研究室は絶滅危惧種だ」と言われたようです.確かに,研究室の学生はFORTRAN,しかもF77フォーマットで有限要素法のプログラムを書きます.さすがに,学生は統合開発環境を使うことが多いのですが,マツイの開発環境は“vi” です.「それは開発環境じゃない!ただのエディタだ」と突っ込まれてしまいそうですが,かれこれ16年ほど,プログラム開発の呪文は,一途に “vi main.f”と “make”です.

自分で主張するのもおかしな話ですが,意外な?マツイの一途な面を紹介してみました.