CAEユニバーシティ
特別公開フォーラム 2014 〜これが最新のCAE技術教育だ!〜

2014年8月22日(金)、「CAEユニバーシティ特別公開フォーラム2014〜これが最新のCAE技術教育だ!〜」を開催いたしました。当日は多くのお客様にご来場いただき、各セッションにおいても質疑応答が多く、非常に活発な雰囲気の中で行われました。 ご来場されたお客様には心よりお礼申し上げます。

プログラム
開催報告
当日配布資料

プログラム

時間 講演内容

10:00-10:10
ご挨拶
サイバネットシステム株式会社
ADS第二事業部 事業部長 兼 執行役員 加苅 政猛

        


10:15-11:05
講師講演
FEM実験室
〜理論と実験と解析の融合によるCAE技術教育〜

佐賀大学大学院 工学系研究科 機械システム工学専攻 准教授 只野 裕一

2010年の開講後、オンサイトでの開催を含め開催回数は50回を越え、今やCAEユニバーシティの看板講座となった「FEM実験室」。なぜいま、この講座が人気なのでしょうか?CAEという道具を有効に活用するためには、解析結果の妥当性を主張するための客観的な視点、すなわちVerification and Validation(V&V)のプロセスに対する正しい理解が不可欠です。FEM実験室では、自らの手で実験をし、理論や解析結果と比較・考察することで、V&Vのプロセスを受講者自身の肌で実感して頂くことを目的としています。「理論と実験と解析の融合」という本講座ならではのCAE技術教育の意義と概要、そして実験をするからこそ見えてくるCAEの考え方を、今後の展開とともにご紹介いたします。


11:10-11:40
CAEユニバーシティからのご案内
e-CAEユニバーシティのコンテンツとその活用方法のご紹介
サイバネットシステム株式会社 ADS第二事業部 CAEユニバーシティ室 川口 博史

CAEで何をしたいのか?そのために何を学ぶべきか。目的によって学ぶ内容、学び方、レベルは異なります。それらをすべてOJT、Off-JTでカバーするには限界があります。ここではe-learning活用のメリットとともに、e-CAEユニバーシティコンテンツを新コンテンツ・今後の展開を交えて目的別にご紹介いたします。

11:40-12:50 昼食

12:50-13:30
CAE教育導入事例ご発表
四輪開発センターにおける若手技術者教育
株式会社本田技術研究所 四輪R&Dセンター HR開発室 主任研究員 河野 謙一 様

「百聞は一見に如かず」 CAEユニバーシティ講座をオンサイトで開催するに至った経緯は、このことわざの実践にある。HONDAではこの講座を若手技術者向けの技術研修の一部として複数年実施している。
いわゆる「ゆとり教育」世代の若手技術者にとって、企業内の技術教育としては、大学の授業に近い内容と授業形態が求められている現状が見えてきた。HONDAの技術者教育におけるCAEユニバーシティの位置づけを、昨年度の社内技術教育の実態を例にとり紹介する。


13:35-14:15
CAE教育導入事例ご発表
設計者によるCAE実践のための自立支援
株式会社リコー デジタルエンジニアリングセンター
メカエンジニアリング推進室
ME2グループリーダー 植木 平吾 様

弊社では「作らずに創る」を目指し、設計者が自らがCAEを実践する環境を構築している。
これまでの教育プログラムでは、解析部門から講師を立てて、設計者向けに講義を行っていた。
しかしながら設計者は解析部門と異なり、日頃からCAEソフトウェアを使用しているわけではない。
そのため「教えても忘れる」ことが頻発していた。さらにANSYS Workbenchの使用感の変更により、特にベテラン設計者を中心にANSYS DesignSpaceの使用率が減少していた。
そこで一連の操作を動画で理解でき、時間・場所にとらわれず学び直しが可能なeラーニングを教育プログラムに追加した。
この経緯の詳細と、CAE環境構築におけるeラーニングの位置づけを紹介する。


14:20-15:00
CAE教育導入事例ご発表
開発業務に直結した技術者教育の取り組み
株式会社ホンダロック R&Dセンター
開発本部 製品開発部 研究BL Engineering Digital Innovation Gr グループリーダー 多田 真和 様

弊社は2輪・4輪車用の部品を開発・製造しており、開発品質の向上、ひいては開発の効率化を図るために製品開発の中でCAEが活用されています。今後の新製品開発には更なる社内でのCAE結果の高信頼性化が必要となります。しかしCAE結果と試験結果にはお互いに様々な要因によりその結果にバラつきを含んでおり、相関性評価が難しい場合があります。今回、CAE結果及び試験結果のバラつきの共通認識を図り、双方の結果の良し悪しを判断するための考え方をトレーニングするための教育プログラムを企画し、開発業務に直結するよう自社製品を題材とした体験型(ワークショップ)の教育を実施しました。その取り組みについて紹介します。

15:00-15:20 コーヒーブレイク

15:20-17:20
新講座紹介
流体実験室
〜比較的簡単な実験による流体現象の体験と理解〜

横浜国立大学大学院環境情報研究院 准教授 白崎 実

「流体力学は難しい」という声はよく聞かれます。身近な現象でありながらも、数学的な難しさや「とっつきにくい」概念が表れることから、現象と理論的な内容とを結び付けた説明がなされる機会が少ないことがその理由の一つかもしれません。本実験室では、簡単な流体現象を題材として、特殊な実験機器を極力利用せずに流れの実験を行い、理論や予測される値との比較・考察を通して流体力学についての理解を深めることを目的としています。今回は、流体中を運動する物体あるいは流れの中に置かれた物体に働く力(抗力)に関する話題を中心として、実験室の概要について動画を交えながらご紹介します。

17:45-19:00 懇親会

開催報告

2014年8月22日(金)、「CAEユニバーシティ特別公開フォーラム2014〜これが最新のCAE技術教育だ!〜」を開催いたしました。
CAEユニバーシティが単独開催する初めてのフォーラムには、CAE技術教育をご検討中の方、また実際に社内教育で自らが講師を務める方、CAEユニバーシティにご興味をお持ちの方など約160名の方にご来場いただきました。ご参加いただいた皆様には心よりお礼申し上げます。

今年は講師講演として、現在CAEユニバーシティの講座の中でも抜群の人気を誇る「FEM実験室」について、担当講師である佐賀大学 大学院工学系研究科 准教授 只野裕一氏よりその概要、目的など、多くの設計現場で聞かれる「実験結果とCAE解の捉え方」について、本質に迫る内容をご紹介いただきました。

またCAE技術教育導入事例として(株)本田技術研究所様、(株)リコー様、(株)ホンダロック様より各社が抱える課題やそれらに対する取り組みなどをご発表いただきました。
参加者からは「弊社も同じような課題を抱えているが、」など、いずれのご発表についてもたくさんの質疑が相次ぎました。

最後に新しい講座として、今後リリースを予定している「流体力学実験室」について、横浜国立大学大学院環境情報研究院 准教授 白崎実氏より、用語説明などを交えながら詳しくご説明いただきました。未だ確定された講義内容ではないため、今後ブラッシュアップを行い、皆様に正式に受講案内をさせていただきたいと考えております。

ご参加いただいた皆様、事例発表をいただいた皆様には厚くお礼申し上げます。
本フォーラムが皆様の問題解決の一助となれば幸いです。皆様にいただいたアンケートやご意見を元に、次回も本年以上の内容をご提供できるよう努力を続けてまいります。次回も多くの皆様のご参加をお待ちしております。

講演時の様子1 佐賀大学大学院 工学系研究科 機械システム工学専攻
准教授 只野 裕一 様
株式会社本田技術研究所  四輪R&Dセンター HR開発室
主任研究員 河野 謙一 様
株式会社リコー デジタルエンジニアリングセンター  メカエンジニアリング推進室
ME2グループリーダー 植木 平吾 様
株式会社ホンダロック R&Dセンター
開発本部 製品開発部 研究BL Engineering Digital Innovation Gr
グループリーダー 多田 真和 様
横浜国立大学大学院環境情報研究院 准教授
白崎 実 様
講演時の様子2

当日配布資料

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